犯罪・刑事事件の解決事例
#養育費

養育費が高額すぎます。給料が下がったので,減額請求をしたいです。

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清水 廣人 弁護士が解決
所属事務所中村・清水法律事務所
所在地東京都 千代田区

この事例の依頼主

30代 男性

相談前の状況

離婚したときに,公正証書で合意書を作成しました。月額10万円の養育費でしたが,私のお給料からすると,当時,すでに,かなり高額な養育費でした。また,元妻も働いていたので,その点からも,養育費算定表に比べて,かなり高額な養育費です。私の給料が下がった関係で,支払いが苦しいです。なんとかならないでしょうか。

解決への流れ

調停で,月額5万円の養育費にしてもらうことができました。調停申立ての日から,養育費減額の効果がでるということで,過払い金も発生しました。以前,養育費を滞納しており,その分は,払えていなかったのですが,過払い分と相殺してもらえたので,未払い養育費もなくなって,今後は,支払える目途がたちました。まさか,5万円もすぐに減額になるとは思っていなかったので,本当に助かりました。

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清水 廣人 弁護士からのコメント

5年前に,離婚したときに,相手方(妻側)には,弁護士がついていましたが,夫側には,弁護士がついていなかった事例です。夫側は,離婚したい気持ちが強かったので,妻側の主張をそのまま受け入れてしまっていました。公正証書が作成されていたために,減額できるとは思っていなかったようでしたが,現実の支払いが厳しいためにご相談にこられたケースです。支払いが難しくなってからすぐにご相談にいらっしゃった点も早期解決につながったと思います。婚姻費用減額請求調停は,養育費の支払い合意の後に,いろいろな事情によって,養育費の額が公平でなくなったときに,利用できる制度です。当初の合意は,合意したときはよかったのですが,数年後に,事情が変わることがあります。そのような場合にご利用いただきたいです。ご紹介したケースでは,妻側の収入を養育費算定表に反映させることで,実質的には,5万円が妥当な額であったために,調停で,10万円から5万円に減額する合意がなされました。しかも,このケースでは,きちんと資料を集めて,きちんと請求をしたために,1日で解決しました。また,未払い金の問題も発生していましたが,それもあわせて解決することができました。養育費(婚姻費用)を支払いすぎているかもしれないという場合は,弁護士にご相談されるとよいと思います。