この事例の依頼主
年齢・性別 非公開
相談前の状況
交通事故は、事故発生時に第三者的な目撃者がいるケースが多いけれども、その目撃者を、あとから見つけ難い面がある。事故発生直前の信号の表示がどうであったかのケースが、その一つである。
解決への流れ
信号の表示に関する当事者の言い分が異なる事故で、第三者的証人が見つけられなかったときに、現地に根気良く足を運び、信号のサイクルを基に双方の言い分をチェックし、相手方の言い分が矛盾していることを発見でき、証人尋問でそのことを明らかに出来たときに、裁判所の判断の誤りを避けることが出来、努力のし甲斐を感じたことがあった。
良く犯罪が起きたときに、刑事が現場に行くと「見えてくるもの」が必ずあるということを聞くが、それは真理であるように思える。現場に行き、根気良く知恵を絞ると、何が真実であったかが発見できることがある。裁判の場では、裁判所の判断は証拠によることから、証拠が弱いと「真実」でも判決では「真実にならない」面がある。そういうときに、依頼者に有利な結果となるものが見つけられると、依頼者も感謝する。