犯罪・刑事事件の解決事例
#慰謝料・損害賠償 . #物損事故

母親が運転する車両が追突事故に遭った。後部座席に同乗の子も共に負傷。示談交渉でまとまらず、裁判を提訴。かなり好条件で和解により解決した事例。

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照屋 俊幸 弁護士が解決
所属事務所弁護士法人テルト法律事務所
所在地沖縄県 那覇市

この事例の依頼主

女性

相談前の状況

自動車対自動車相談者(母)運転の車両が追突され、後部座席に同乗者していた子と共に負傷されました。当初、相談者は、「相手保険会社提示額が妥当かどうか、問題ないのであればサインしてもよいか。」ということで相談に来られました。しかし、相談時に事故による現在の影響などを細かく確認したところ、サインをしてしまう前に、もう少ししっかり相手保険会社との交渉が必要でないかと考え、交渉のご依頼を受けました。

解決への流れ

《保険会社との交渉》示談交渉の争点となったのは、傷害慰謝料でした。相手保険会社は自社基準をもとに損害賠償額を提示していました。当事務所はこれを 拒否し、事故による現在の影響等をしっかり慰謝料額に反映するよう求め続けました。しかし、相手保険会社から誠意ある対応・回答は得られず、早期解決を図るべく訴訟を提起しました。《訴訟の提起》裁判所へは、依頼者本人ではなく弁護士が出頭します。そこで担当する裁判官に対し依頼者側の主張のポイントをアピールしました。その結果、当事務所の主張がほぼ通り、相手方もやむなく裁判所からの和解案を受け入れることにより解決に至りました。解決内容も、十分に満足のいくものでした。

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照屋 俊幸 弁護士からのコメント

早期解決を急ぐあまり、相手方損保の提示額を承諾することが、被害者にとり良い結果となるとは限りません。そこの見極めが、難しいところであり、プロとしての腕の見せ所でもあります。裁判上の和解で、特筆すべき点があります。それは、当方が子について請求した金額よりも、高い金額で和解が成立した点です。これは、当事務所が力を入れて出した陳述書を読んで、裁判所が進んで裁判での請求額よりも高い金額が妥当だと判断してくれた結果です。裁判所に対し、事故後の実情をどれだけ丁寧に出すかが勝負のポイントであり、それが予想以上に成功したものと言えます。