この事例の依頼主
50代 男性
相談前の状況
相談者の長男が、片側2車線の幹線道路を直進中、右折しようとしていた車両に衝突して死亡した。事故はオートバイがスピードを出し過ぎていたことが原因と言われている。
解決への流れ
確かにオートバイは制限速度をかなり超えていると思われたが、右折車は見通しがかなりよい道路であるにかかわらず、直進オートバイの存在を認識していなかった。その為か右折の速度も必要以上にゆっくりであり、恐らくオートバイとしては「右折車が普通であれば先に右折してしまうであろう」と判断して減速しなかったところ、予想に反してゆっくりとした速度であったため、ブレーキを掛けても間に合わずに衝突してしまったと考えられた。右折車の運転手は老人であった。どちらがどの程度悪いのかは、結局裁判所に判断してもらうしかないということで提訴し、結果オートバイの過失は4割ということになった。
事故の内容については、刑事記録を取り寄せ、実況見分調書などからかなり緻密な主張をしなければならなかった。