この事例の依頼主
50代 女性
相談前の状況
Mさんは父親と2人暮らしでしたが、父親が体調を崩し、収入がほぼない状態となってからは生活費が不足し、さらに父親の医療費もかかるようになり、借入れに頼る生活となりました。Mさんはダブルワークをするなど、必死にお金を工面してきましたが、借りては返すの繰り返しの状況でした。その後、父親と別居することになり、Mさんは単身世帯となりましたが、すでに借入が膨らんでおり、これ以上やっていくことは難しいと判断され、当事務所にご相談にいらっしゃいました。
解決への流れ
Mさん名義の借金については破産をすれば整理することができる案件ではありましたが、生活そのものを見直し、根本的な家計状況を変えなければMさんの件はまた同じことの繰り返しになると判断し、支出を抑えるため、まずは2人暮らしの時のままとなっている高額な家賃支出を下げるため、引っ越しをすることを前提に受任しました。弁護士費用についても法テラスを利用していただき、Mさんの負担を極力少なくする手段をとりました。Mさんの家計の状況(家計表を作成し提出してもらいました)を確認しながら、引越費用の確保、実際の転居先が決まるまでフォローをさせてただき、自己破産申立を行いました。
Mさんは自身の転居先を探しながらの破産申立準備というハードなスケジュールを懸命にこなし、私どもも実際の支出状況を踏まえて予定調整を行う等のサポートをしてまいりました。結果、受任から半年後には申立をすることができ、その2か月後には無事免責決定を出していただくことができました。Mさんからは生活を立て直すことができ、穏やかな生活を送れていますと感謝のメッセージを頂戴しています。債務整理は弁護士の熟練の技術を要する法律問題のひとつであり、どのような解決方法を採用するかによって大きな差が生じる問題です。ぜひ18年以上の実績を誇る当事務所にご相談ください。