この事例の依頼主
50代 女性
相談前の状況
20年前に30万円を借りてから、返済と新たな借り入れを繰り返しており、6年前に借りていた消費者金融に25万円を返済したことにより、消費者金融との間で、お互いに債権債務はないという和解契約書を作成しました。当時は、和解契約まで結んだので、これ以上、借金の返済を迫られることはないとほっとしていましたが、その後、過払い金が取り戻せる場合があることは知りました。消費者金融との間で、債権も債務もないという和解契約を結んでしまっていたので、こちらが消費者金融に請求する過払い金が仮にあっても、取り戻すことはできるはずがないとあきらめていました。
解決への流れ
働いているパートの収入では生活が苦しかったうえ、子供が進学するうえで、30万円が足りない状況であったことから、和解契約を結んでから4年ほど経っていましたが、念のため、当事務所に相談しに来て、弁護士に過払い金の調査を依頼しました。
消費者金融も和解契約を結んでいることから過払い金の支払いを拒みましたが、受任通知の発送から2か月間の交渉の結果、50万円の過払金を取り戻すことができました。