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【マンガ】「オレを休ませる気はある?」育児放棄のモラ夫、嫌がらせは離婚後も続いて…(上)
2021年01月04日 10時35分
#漫画で読む

離婚にあたって、避けられないのがお金の問題です。特に子どもがいる場合には、養育費の取り決めがその後の生活に大きく響いてきます。

ただ、夫婦関係が悪化すると、とにかく早く離れることが最優先となってしまい、きちんと取り決めをせずに離婚してしまう人も多いようです。

今回の漫画の主人公で、専業主婦の真理子(34)もその一人。夫・圭太(41)のモラハラに悩まされ、ついに離婚を決意しました。長女・亜美(7)の親権は真理子が持つことになりましたが、夫に言われるがまま月々の養育費をもらわないことにしてしまいました。

さらに離婚して1年が経つと、圭太は態度を豹変してきて…。果たして、真理子の運命は?

離婚にあたって、避けられないのがお金の問題です。特に子どもがいる場合には、養育費の取り決めがその後の生活に大きく響いてきます。

ただ、夫婦関係が悪化すると、とにかく早く離れることが最優先となってしまい、きちんと取り決めをせずに離婚してしまう人も多いようです。

今回の漫画の主人公で、専業主婦の真理子(34)もその一人。夫・圭太(41)のモラハラに悩まされ、ついに離婚を決意しました。長女・亜美(7)の親権は真理子が持つことになりましたが、夫に言われるがまま月々の養育費をもらわないことにしてしまいました。

さらに離婚して1年が経つと、圭太は態度を豹変してきて…。果たして、真理子の運命は?

●休日も不機嫌な夫

私真理子は、圭太と結婚8年目になりました。結婚した当初は家事も一緒にやってくれていたんですが…。最近は、仕事も忙しくストレスが溜まっているのか、何かにつけて不機嫌で困ってしまいます。

ある休日のことです。最近長女の亜美(7)がどうしても動物園に出かけたいというので、夫にも声をかけたんです。

「ちょっと今日天気もいいし、動物園に行かない…?」。朝ごはんを食べた後、ソファでテレビを見ている圭太に声をかけたんです。そしたら…

声をかけただけで、いつものイライラが始まりました。私が家のことを全部こなして、他は我慢すればいい…。いつしか、そんな風に思い込むようになっていました。

●夫の暴言におびえる日々

先日、夫が珍しく仕事から早く帰ってきました。「いつもより早いなら、先に連絡してくれればいいのになぁ…」。そう思いながら私がバタバタとご飯を用意していたら、突然夫がキレ始めて…。

ご飯を用意した後も、食卓で「一体毎日何をしているのか」と説教の嵐。怒らせないように常に気を遣っていたのですが、心臓がバクバクしました。

亜美もそんな父親に怯え、顔色をうかがうようになっていきました。

あの頃、夫婦関係はもう崩壊していたと思います。毎日暴言の繰り返しで耐えきれなくなった私は、亜美への影響も恐れ、娘を連れて実家に帰ることを決意しました。

それからすぐ、離婚することが決まりました。ただ、離婚にあたっても、夫は「お前が悪い」と私のせいにしてばかり。「慰謝料や養育費は払わない」「財産分与もしない」などと、自分の意見だけを主張してきました。

「少しはお金を払ってほしい」と言ったところ、「親権は真理子がもつ」「月々の養育費の代わりに、教育にかかるお金を支払う」という内容で協議離婚が成立しました。

今思うと、当時は「早く圭太と離れたい」という気持ちで一杯で、何も考えることができていなかったのだと思います。

●「もうお金振り込まないから」

そうして、新しく部屋を借り、パートを始めました。ただ、養育費もなく、日々の生活はカツカツです。さらに離婚して1年経たないうちに、圭太は態度を豹変させました。ある日、驚くようなLINEが…。

いつものようにパートから帰って来た時のことです。家について携帯を見たら、圭太から「もうお金振り込まないから」と連絡が来ていました。

目を疑いました。離婚時に約束していたのに、給食費など年間10万円ほどの教育費を振り込まないと言い出したのです。

さらに、もともと月々の養育費がなく、生活が大変なことを伝えてもそっけない態度で…。

今思うと、とても不利な条件だったなあと離婚当時の自分を悔やむばかり…。この状況って今からでも変えられないのでしょうか?

次回、ついに真理子は弁護士の元を訪ねます。

続きはこちら
「もうお金振り込まないから」と言い出したモラ夫…離婚後でも不利な条件は変えられる?

(この漫画は実話を元にしたフィクションです)

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